第56回臨床呼吸機能講習会

ごあいさつ

第56回臨床呼吸機能講習会
会長 藤田 次郎(琉球大学大学院 感染症・呼吸器・消化器内科学)
 この度、第56回臨床呼吸機能講習会を8月24日(水)から26日(金)の3日間の日程で、岡山コンベンションセンターにおいて開催させて頂くことになりました。この臨床呼吸機能講習会は、日本呼吸器学会学術講演会と回数を同じくする55年の長い歴史があります。日本の呼吸器病学の向上と発展に寄与してきた伝統ある講習会ですが、岡山での開催は初めてとなります。

 今回は、前回までと同様、1) 呼吸機能の基礎から実践までを目的とした「臨床呼吸機能基礎コース(主任:黒澤 一先生、平井豊博先生」、2) 呼吸機能に画像・病理を加えた「臨床呼吸機能応用コース(主任:小倉高志先生)」、3) 急性から慢性期の呼吸管理の実践と理解を深める「呼吸管理実践コース(主任:一和多俊男先生」の3コースを用意しています。初学者の先生方には基礎コースを、呼吸器病学をある程度学んだ先生方には応用コースを、そして呼吸管理を中心に活躍される先生方には呼吸管理指導者育成コースをお勧めしております。

 さて、本講習会の受講が日本呼吸器学会専門医の取得に必須となったことから、最近では呼吸器内科、呼吸器外科の若手医師を対象とする講習会との位置付けになりました。ただし本講習会の目標は、「呼吸生理の基礎的理論の理解から、測定手技の習得を通し、呼吸機能検査を診断や病勢評価、治療効果判定に活用できるようになる」ことです。さらに、本講習会では、「発症機序や病態から呼吸器疾患を見る目を育てる」ことも目指しています。呼吸器疾患を呼吸機能の視点から捉えることで、その病態への理解が深まると考えています。このような目的から実習の時間を十分に確保しています。

 本講習会を通じ、受講生の皆様が呼吸器病学の本質に触れて頂ければと思います。奮ってご参加頂き、臨床と密接に関連した「呼吸のメカニズム」を学んでいただくことを願っています。また本講習会は、多くの素晴らしい講師の先生方、および共催企業に支えられて実現しています。この場を借りて講師の先生方、ご協力いただいた多くの共催企業の皆様方、および日本呼吸器学会の事務局の皆様に心から感謝いたします。しっかり勉強した後は、岡山観光と瀬戸内の味覚を楽しんでいただければと存じます。