平成24年6月16日、17日に第29回TDM学会を神戸国際会議場で開催いたします。今回のテーマとして「TDMの標準化」を掲げました。TDMを利用した薬剤の投与設計が日常診療のひとつとなった今日において、このテーマは、今後本学会が飛躍していくためにも、乗り越えておかなければならない命題と考えます。現在TDMガイドライン策定委員会が各領域で設立され、ガイドライン策定作業に入っていますが、抗菌薬のTDMに関しては学術大会までにドラフト版発表予定です。循環器用薬、免疫抑制薬、抗てんかん薬も含め、TDMガイドライン関連のシンポジウムやセミナーなどを企画する予定です。

 今回の新たな試みとして、プログラム委員会推薦演題を一つのセッションに集めて発表いただき、その中から最優秀演題、優秀演題を選び、懇親会で表彰式を行うことを計画しています。それ以外の口演発表の枠もなるべく多くとり、活発なディスカッションができることを期待しています。またMeet the expertとして「実地臨床に活用するTDM;ケーススタディ」も各領域で行う予定です。

 数年前から日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師制度のセミナーを、本学術大会の前日に行ってきましたが、今回は2日目の午後に合同企画として学会中に開催することと致しました。事前登録制とし、提示された症例を各テーブルに分かれてディスカッションする受講者参加型のセミナーですので、ふるって参加お願いします。

 私の所属は感染制御部ですので、抗菌薬に関する企画も当然準備いたしますが、それ以外の領域に関しても、プログラム委員の皆さまにご提案いただき、内容が偏ったものにならないよう配慮する所存です。実りある学術集会にしたいと考えていますので、少しでも多くの先生方にご参加いただくことを切にお願い申し上げます。
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