第58回中国・四国精神神経学会
第41回中国・四国精神保健学会

会長挨拶

第58回中国・四国精神神経学会 会長挨拶

 皆さまにおかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 第58回中国・四国精神神経学会を2017年11月23日(木、祝日)、24日(金)の2日間にわたり、櫻木章司先生を会長とする第41回中国・四国精神保健学会と合同で徳島市のあわぎんホールにおいて開催いたします。
 本学会の意義のひとつは、若手に発表舞台を提供していることです。症例報告や臨床報告を中心に、日常診療でのちょっとした苦心や工夫や考察を、精神科診療にかかわることなら領域を問わず、しかも全国学会よりはずっと気楽に発表することができます。私自身も30数年前に初めて学会発表したのは地方会であり、当日の緊張を今でもありありと思い出すことができます。研修中の皆さまどうぞ奮って演題を応募してください。もちろん中堅やベテランの方々もご遠慮なく。
 もうひとつの意義は、中国・四国地域の精神科医や精神科医療スタッフの交流の場となっていることです。特に、この徳島大会では、テーマを「精神科医療のこれから-中国・四国からの発信-」とし、統合失調症、発達障害および認知症という3つの疾患の診療と支援に関するシンポジウムを組み、その演者をすべて中国・四国地域の先生方にご依頼しました。私たちの診療現場で、今、何が俎上にあがり、何が試みられているのか、地元で先駆的な活動をされている方々の声を聞き、意見を交換できればと存じます。
 また、中国・四国地区の精神神経学会は、精神保健学会と合同で開催するという伝統を持っています。これによって、精神科医のみならず、精神医療に携わる多職種の方々の成果発表、情報交換、初期研修あるいは生涯学習の場となっております。多職種交流の機会ともなるよう準備してまいります。
 さらに学会終了後の24日夕刻には例年に倣って生涯教育の場を設けます。今回は摂食障害と依存の2つのテーマを取り上げます。いずれも遭遇する機会が増え、理解の仕方や対応方法をアップデートしておく必要がある病態です。それぞれの領域を専門とする臨床医を、これまた地元からお迎えしております。
 なお専門医の単位については、今年度からほぼ元に戻り、会場を問わず大会に1日以上参加すると3単位、生涯教育は別に2単位と、すべて参加されますと合計5単位取得することができます。
 今年は学会初日が祝日となりました。祝日にも関わらず学会場に出向いていただくのは恐縮ですが、平日だと参加が難しい方々にもご参加いただけることにつながれば幸いです。会場のあわぎんホールは、JR徳島駅や徳島駅周辺のホテルから徒歩圏の便利のよいところです。この機会を利用して、徳島の晩秋の風物をご堪能下さい。多くの方々のご参加と演題応募を心からお待ちしております。

第58回中国・四国精神神経学会
会長 大森 哲郎
(徳島大学大学院医歯薬学研究部 精神医学分野)


第41回中国・四国精神保健学会 会長挨拶

 第41回中国・四国精神保健学会会長として、第58回中国・四国精神神経学会会長の大森哲郎先生とともにお引き受けすることとなりました。開催にあたりご挨拶申し上げます。
 本中国・四国精神保健学会は、医師、看護師のみならず、精神科医療に携わる多職種の皆様方が一堂に会し、精神科医療の現状や今後の課題について、報告し議論して、さまざまな提案を行う場となっています。
 今回、同時に開催される中国・四国精神神経学会と共同して掲げたテーマは「精神科医療のこれから-中国・四国からの発信-」です。わが国の精神科医療の動向は、入院中心の病院精神医学から当事者の地域生活を支える精神科医療へと、その重心を移しつつあります。平成30年に改訂される医療計画や障害福祉計画でも、「精神障害者が、地域の一員として安心して自分らしい暮らしをすることができるよう、精神障害にも対応できる地域包括ケアシステムの構築を目指す」と謳われています。入院における急性期治療の重要性はいうまでもありませんが、地域移行に向けた回復期治療や地域生活を安定したものとするためのフォローアップのあり方があらためて注目されているのです。精神科医療に携わる我々が、それぞれの専門性の枠を乗り越えて、多職種連携を如何に実現するかが問われているとも言えるでしょう。この機会に自由闊達な議論がなされ、有意義な提案がされることを願ってやみません。
 本学会は昨年の愛媛に続いて、四国徳島での開催になります。四国は、お遍路さんで有名な四国遍路の地です。特に阿波徳島の霊場23か寺は「発心の道場」と呼ばれます。学会場で精神科医療に対する情熱をあらたにしていただいたら、その後は、一番札所霊山寺からの遍路道を歩いてみるのも、一興かもしれません。その他にも、さだまさしの小説の舞台となった眉山の麓には、阿波踊り会館があります。日頃のストレスを吹き飛ばして、あなたは“見る阿呆”になりますか、それとも“踊る阿呆”になりますか。また食欲の秋を楽しみにされているなら、阿波尾鶏の焼鳥や徳島ラーメンも一度試してみてください。
 お接待のこころで、皆様のお出でをお待ちしております。どうか、秋の阿波路にお越し下さい。

第41回中国・四国精神保健学会
会長 櫻木 章司
(徳島県精神科病院協会 会長/医療法人社団桜樹会 桜木病院)