第57回中国・四国精神神経学会
第40回中国・四国精神保健学会

会長挨拶

第57回中国・四国精神神経学会 会長挨拶

第57回中国・四国精神神経学会
会長 上野 修一
(愛媛大学大学院医学系研究科 精神神経科学 教授)

 第57回中国・四国精神神経学会会長として、第40回中国・四国精神保健学会会長の黒田典生先生とともに、会をお引き受けすることになりました。開催に当たり一言ご挨拶申し上げます。
 近年、親学会である日本精神神経学会総会は、専門医制度が始まったこともあり、全国学会として充実しつつあります。一方で、総会があまりに大きくなりすぎ、参加できるセッションが限られてしまうなど、参加者の方々とゆっくりと議論できる場ではなくなってきています。本学会は、中国・四国地区9県に所属する精神科医により持ち回りで運営される地方会ですので、各県のフレッシュな先生方が緊張しながら症例研究などを発表する場であると同時に、経験豊富な先生方の貴重なご研究を提示いただく場でもあります。近隣県の先生方と、直接顔を合わせて話しあえるのは大きな特色で、久々に会うメンバーと日頃の臨床を語り合う場でもあるでしょう。そして、新しい先生方と知り合えるチャンスでもあります。専門のジャンルにこだわらず、一つ一つの演題をじっくりと聞き内容を確認できることや、精神保健学会と合同開催であるため、多職種医療を深め合えるのも、この学会の利点でしょう。
 今回は、開催するに当たり、保健学会の黒田先生と相談し、テーマとして「地域で支える精神科医療‐現状と展開‐」としました。その中では、愛媛での地域の精神科医療を支えている職種の異なったシンポジストから、地域での精神科医療の現状や問題についてお話しいただくとともに、今後の計画や将来の方向性など、精神科医療について忌憚なくやり取りできるシンポジウムを組みました。また、それぞれの部門でご活躍される第一線の3人の先生方に特別講演をお願いしました。普段は聞けない情報を得ることができるよう気を配りましたので、これらのプログラムも興味を持っていただけると存じます。
 本学会は、中国四国地区の持ち回りとはいえ、愛媛での開催は、10年に一度です。この季節には、みかん県愛媛の名にふさわしく各種のかんきつ類が出始め、海の幸、山の幸など食べ物が一年中で最もおいしい時期です。昼には学会で勉強にどっぷりとつかり、夜には郷土料理に舌鼓を打つのはいかがでしょうか。会場となる「メルパルク松山」から道後温泉は目と鼻の先です。温泉を楽しまれるのも一興ですし、松山城や子規記念館、坂の上の雲ミュージアムなど見どころもたくさんあります。少し足を延ばせば、たくさんの観光名所がありますので、この機会に、学会のみならず、愛媛を楽しんでいただければと存じます。そして、この学会の参加が、精神科医療に臨む皆様にとって、研鑽の場になると同時に、心の余裕やこれからの意欲にも繋がっていくことになれば、開催させていただくものとしてうれしく存じます。
 皆さんをお迎えするべく、教室員をはじめ愛媛県の精神科医療に関わるものが一生懸命準備しているところです。是非とも、愛媛での本学会にお越し下さい。お待ちしております。

第40回中国・四国精神保健学会 会長挨拶

第40回中国・四国精神保健学会
会長 黒田 典生
(日本精神科病院協会 愛媛県支部長)
(医療法人光佑会 くろだ病院 理事長)

 この度、第57回中国・四国精神神経学会及び、第40回中国・四国精神保健学会を平成28年11月10日(木)、11月11日(金)の2日間、愛媛県松山市「メルパルク松山」にて、上野修一愛媛大学精神神経科学教授と共に開催を担当することとなりました。
 本会は医師・看護師のみならず、精神科医療に携わる多職種の皆様が一同に参加される今後の精神科医療の課題や現状を検討・議論する学会です。

 今回の学会のテーマは「地域で支える精神科医療 ―現状と展開― 」です。
 精神疾患が5疾病5事業となって以来、精神科医療を取り巻く環境は大きく変動してきております。
 今回の診療報酬改訂でも、退院促進、地域支援への機能強化という点に重きを置かれていた様に、精神科チーム医療として充分に機能し、如何に地域において支援していくのか、又、安心して生活して頂けるよう、質の高い医療を提供出来るのかが大きな課題となっております。
 受け皿は、まだまだ整備されることなく、国の施策は進んでいっているのです。
 厳しい病院経営を強いられる中で、今後の精神科医療について意見交換や議論を行い、少しでも未来への光明を見出すことが出来たらと願っております。
 本大会が、中国・四国の精神科医療・福祉の現場で活躍される皆様にとって、日常の臨床に基づき、最新の知見を報告して頂き、意見交換と連携の場となるよう祈念しております。

 松山市は3000年の歴史を誇り、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で最高評価の3つ星観光施設となった日本最古の名湯「道後温泉」をはじめ、正岡子規、夏目漱石、司馬遼太郎などの文学の世界に浸ることの出来る数多くの観光スポットがございます。
 温泉にゆっくりと浸かって頂き、瀬戸内の新鮮なお魚をご堪能して頂いて日頃の疲れを癒して頂ければ幸いに存じます。
 大勢の皆様方のご参加を、主催者一同、心よりお待ち申し上げております。