当番世話人挨拶

第68回日本消化器画像診断研究会
当番世話人 古川 徹
東京女子医科大学統合医科学研究所/
東北大学大学院医学系研究科病理形態学分野

 この度、第68回日本消化器画像診断研究会を2018年2月17日(土)に東京都の京王プラザホテル新宿において開催させていただきますこと、大変光栄に存じます。
 本研究会は1983年に第一回が開催されております事から、2018年は35周年の節目を迎える事になります。歴史と伝統に支えられた本研究会に、私は病理医として関与して来ましたが、病理医が本研究会を主催するのは第11回の渡辺英伸先生、第35回の神代正道先生、第42回の須田耕一先生、第56回の坂元亨宇先生に次いでであり、錚々たる大先輩の礎を継いで行く事にまことに身が引き締まる思いで居ります。
 本研究会は消化器疾患、特に、肝胆膵疾患の画像診断に関心造詣が深い内科、外科、放射線科、病理の医師が一同に介し、いかにして精緻かつ的確な診断および治療を行う事ができるかを討論する会であり、極めて詳細な、かつ、率直な討論が展開される事が大きな特長となっております。病理医は、臨床の先生方が、まさに食い入るようにして見ている画像がどのように病理組織像に反映しているかを厳しく問われるのが常であり、組織像のみで診断しようとすることが如何に不十分であるか、病理組織を立体的に認識する事が如何に重要であるかを認識させられる機会となっています。時には病理医間で討論するような形になることもあり、病理医にとって、まさに切磋琢磨する場となっているものと認識されます。また、若手臨床医にとっては画像の細かな見方を学べる貴重な機会であり,「こんなところのこんな所見でこんな事がわかるのか」と、目から鱗のようなことが数多く経験されると思います。私は本研究会に出る度に臨床の先生方の画像所見の捉え方に驚かされ、かつ、敬服することが常となっております。
 今回は東京での一日開催となります。会場は、私の前任地である東京女子医科大学に近く、また、交通の便がよく、種々の学会で各先生方にも馴染みが深い、京王プラザホテル新宿と致しました。やや会場が狭いと感じられる危惧がございますが、その分、密度の濃いディスカッションで会を盛り上げていただければと存じます。
 たくさんの演題応募と、ベテランから若手に至る幅広い世代の多くの先生方のご参加を期待しております。何卒よろしくお願い致します。