第28回日本リウマチ学会中国・四国支部学術集会

会長挨拶

 この度、第28回日本リウマチ学会中国・四国支部学術集会を平成29年11月24日(金)、25日(土)の日程で徳島市の徳島県医師会館・徳島市医師会館において開催させていただくことになりました。伝統ある本学会を担当させていただき大変光栄に存じます。運営委員の先生方、会員の先生方には心より御礼申し上げます。
 近年のリウマチ性疾患の治療は、関節リウマチに対する生物学的製剤や新たな分子標的治療薬の登場により飛躍的な進歩をとげてまいりました。薬物治療に加え関節エコーやMRIによる画像診断技術の進歩も、早期からの治療介入を可能とした大きな要因となっております。一方、関節リウマチ以外の膠原病における治療においても、SLEに対するミコフェノール酸やヒドロキシクロロキン、PM/DMに対するIVIG、脊椎関節炎に対する生物学的製剤など新たな薬剤の承認・開発が続いています。本学会ではこのような診断・治療の現状について、できるだけコンパクトに情報を得られる場としていただくために、関節リウマチの現状について東京女子医科大学の山中 寿先生、PM/DMについて東京医科歯科大学の上阪 等先生、脊椎関節炎について聖路加国際病院の岸本暢将先生、SLEの治療について香川大学の土橋浩章先生とそれぞれの領域のエキスパートの先生からご講演いただきます。
 また、リウマチ診療がより高度化する中、満足度の高い医療の提供には内科、外科を含めた高いレベルでの‘診療科連携’と‘多職種連携’が求められています。そこで、併存症として重要な間質性肺炎について東邦大学の坂本 晋先生から、関節リウマチの手術療法の現状について岡山大学の西田圭一郎先生から、関節リウマチにおける骨ケアについて埼玉医科大学の門野夕峰先生からご講演いただく予定です。さらに、本学会のシンポジウムは「リウマチ・膠原病の医療連携~診療科連携と多職種連携~」をテーマに企画させていただき、関連の先生方からのご講演とともに皆様方と議論を深めたいと考えております。
 一方で、昨年の第27回において杉山英二会長が大きなテーマに掲げられたリウマチ専門医育成は地域における大きな課題です。そこで本会においても第25回(公文義雄会長)から続く若手・研修医奨励賞セッションを継続し、演題を募集いたします。そして昨年同様初日のスタートに若手・研修医セッションを単独で設け、並列の企画なく進行したいと考えております。また、2つの若手・研修医を対象としたスキルアップセミナーを企画し、それぞれ広島大学の平田信太郎先生、慶應義塾大学の金子裕子先生にご講演をお願いしております。
 会場の徳島県医師会館には講演会場と同じフロアにマミールーム(託児所)が設置されております。お子様連れでご参加をお考えの皆様方にはぜひ託児所の申し込みをいただき、積極的にご利用いただけますと幸いです。
 徳島は交通の便が悪くご参加いただく先生方にはご足労をおかけすることになりますが、懇親会も用意してお待ちしておりますので、ぜひ多くの先生が若手・研修医の先生方とともにご参加いただけることを願っております。
 最後になりましたが、本学術集会の開催にあたりご協力いただきました運営委員、会員、事務局の方々、協賛いただきました各社の方々に心より御礼申し上げます。
第28回日本リウマチ学会中国・四国支部学術集会
会長 西岡 安彦
徳島大学大学院医歯薬学研究部呼吸器・膠原病内科学分野