第12回日本禁煙学会学術総会

会長挨拶

第12回日本禁煙学会学術総会
会長:久米川 啓
香川県医師会 会長

 この度第12回日本禁煙学会学術総会を2018年11月10日(土)・11日(日)の2日間に香川県高松市において開催するに当たり会長として一言ご挨拶させていただきます。

 2020年に東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、ようやく日本でも禁煙はもとより受動喫煙の害についての議論が国会でもされ始めたこの時期に、香川において本学会を担当させていただくことを大変光栄に感じるとともに大きな責任を感じております。

 香川での禁煙活動は、1990年ころから実行委員長である森田純二が高松赤十字病院で当時としては珍しい保険診療外で禁煙外来や毎月2回の禁煙教室を開始したのが始まりです。その後「香川タバコの害から健康を守る会」を発足させ、2003年には第20回全国禁煙教育研修会(丸亀市)、2011年には第11回全国禁煙推進研究会(高松市)開催するなど地道に活動を続けてきました。こういった活動が後押しになってか、高松市においても大西市長の禁煙に対する積極的な取り組みにより、関連施設の禁煙化を2018年すなわち本学会の開催年までに実現を目指しているとのことです。

 今ではタクシーの禁煙化は全国的に拡がり当たり前になっていますが、香川県は全国でも17番目の2008年3月に実現しています。この実現に当たっては「香川タバコの害から健康を守る会」と香川県タクシー組合が話し合いを行い中国四国地方では初の快挙となりました。そして最近発表された2016年の都道府県の喫煙率においては、これまで平均的だった香川県の喫煙率が全国4番目に低いという結果に結びついています。

 このような地道な活動が今回の香川県での開催に繋がったものと思いますが、香川県医師会としても今学会のテーマでもあります「禁煙草の根プロジェクト」を県民はもとより全国的にも広げて行きたいと思っています。喫煙問題は近年の電子タバコなどの新型タバコの台頭により新たな話題も論議されると思いますがより正確な情報を今学会でも提供されることを期待しています。

 香川県はうどん県とも称され、なんと言っても讃岐うどんが有名となっています。是非讃岐うどんをご賞味いただき、本学会には多くの人が参加され、うどん県だけでない香川の禁煙の輪がさらに大きくなることを祈念し、私の言葉に変えさせていただきます。
2017年11月