第34回日本環境感染学会総会・学術集会

会長挨拶

第34回日本環境感染学会総会・学術集会開催にあたって

第34回日本環境感染学会総会・学術集会
会長 竹末 芳生
兵庫医科大学感染制御学

 歴史ある本学会の会長を拝命し、大変光栄に存じますとともに、毎年参加者が増え、大きくなった学会の運営を任された責任の重さを感じています。副会長は東京女子医科大学の大友陽子先生にお願いしました。学会のテーマは、「皆でAMR (やくざいたいせい)時代に臨む」で、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌など新たなAMRが問題となっている時代において、多職種で立ち向かっていこうという意気込みを表しました。ポスターも、神戸の名所の写真ではなく、感染制御部の皆で六甲山に登った時の写真を絵にいたしました。
 内容は、私の特徴を生かすために「SSI」や「抗菌薬適正使用支援」に関する主題プログラムを例年より多くし、またビデオセッションとして「ICTが見ておきたい手技」シリーズも企画いたしました。また、プログラム委員から提案していただいた「感染制御」や「チーム医療」に関する主題プログラムも多く採用し、魅力的な企画ができたと思っています。さらに、アンサーパットを使用した「Meet the Expert」や、1講演25分の「Key note lecture」を同じ会場にてリレー形式で2日間通して行うなど、例年と多少異なった構成としました。若い先生方にも、主題プログラムでの発表の機会を提供するために、応募の多かった要望演題から、いくつかワークショップを企画いたしました。
 抄録登録に関しては、以前から懸案事項となっていた、利益相反(COI)開示や倫理指針のルール遵守を、演題登録数が激減する不安もありましたが、他学会と足並みをそろえ必須といたしました。このような高いハードルにも関わらず、1000題近い登録をいただき大変有り難うございました。また抄録の内容も充実させる時期に来ていると考え、査読における採用判定基準を設け、修正を必要とし差し戻させていただいた抄録は92演題に及びました。最終的な一般演題の判定は、採用964演題(ワークショップに採用32、口演171、ポスター761)、不採用15演題(1.53%)となりました。判定を厳しくした責任もあり、学会最終セッションで、会長からのメッセージとして「わかりやすい抄録の書き方/発表の仕方:5つの秘伝」を発表いたしますので、時間が許せば参考にしていただければと存じます。
 最後に、ホットなディスカッションがどの会場でも行われることを、今、夢見ています。来てよかったと満足していただけるような学会になるよう鋭意努力いたしますので、多くの皆様のご参加をお願い申し上げます。

ご挨拶

第34回日本環境感染学会総会・学術集会
副会長 大友 陽子
東京女子医科大学病院 総合感染症・感染制御部

 このたび、第34回日本環境感染学会総会・学術集会にて副会長を担当させて頂くことになりました。このような機会をお与え下さいました賀来満夫理事長、竹末芳生会長並びに学会の諸先輩の先生方に心よりお礼申し上げます。
 当学会は、医療機関にて感染対策に取り組むすべての職種が集い研鑚する場であり、国内有数の大規模な参加者数を誇っています。今回はテーマを「皆でAMR (やくざいたいせい)時代に臨む」とし、感染制御部門に求められる役割がますます重要化している現状を鑑み、活発な報告や討議がなされるよう、竹末会長の指揮のもと、一木 薫事務局長とプログラム委員の先生方のご尽力により、多岐に渡るプログラムをご用意しております。多くの皆さま方のご参加をお待ち申し上げております。
 複雑かつ高度化する感染制御活動をさらに充実させ発展させていくために、会員の皆様方の御指導、御支援の程をよろしくお願い申し上げます。