第58回日本血液学会中国四国地方会

会長挨拶

第58回日本血液学会中国四国地方会 会長
一戸 辰夫
広島大学原爆放射線医科学研究所 血液・腫瘍内科研究分野

皆様、こんにちは。
このたび、歴史ある日本血液学会中国四国地方会のお世話をさせていただくこととなり、大変光栄かつ嬉しい思いで一杯です。企画と開催にあたり、会長からのメッセージとして「和と輪でつながる血液学」をテーマに掲げさせていただきました。
血液疾患の適切な診断と治療には、言うまでもなく多くの専門織によって構成される優れたチームが必要です。「和」の字は、調和した音と豊かな実りを表す甲骨文字に由来しており、それぞれのチームのメンバーがオーケストラのように素晴らしいハーモニーを奏でながら、患者さんのために力を合わせていく状態の象徴です。また、私たちは、それぞれ異なった場所で仕事をしていますが、思いもかけず血液疾患に見舞われた患者さんたちに良いケアと安心を提供するという共通のゴールを目指す仲間です。まさにこの地方会は「和」で結ばれたチーム同士が、地域を越えて大きな「輪」の中にいることを再確認するための貴重な機会ではないでしょうか。
本会ではこのような「輪」を、世界に目を向けてさらに大きく広げていくための企画として、わが国の臨床血液学・検査血液学の国際化に尽力されている岡本真一郎先生(慶應義塾大学医学部内科学主任教授)と通山 薫先生(川崎医科大学検査診断学教室教授)に特別教育講演をお願いするとともに、香港骨髄・さい帯血バンクを運営するJanette Kwok先生(Queen Mary Hospital)とCheuk Kwong Lee先生(Hong Kong Red Cross)をお招きしてAsian-Pacific Sessionを開催することといたしました。また、本年も品川賞候補演題の募集をいたしますので、たくさんの若手医師の皆さんに積極的なチャレンジをしていただけることを楽しみにしています。
会場には、できる限り多くの会員の皆様にご参加いただけるように広島駅から至近の広島大学霞キャンパス広仁会館を選びました。ぜひ、活発なディスカッションを通じて日々の努力の成果を共有しながら、全ての会員が「和と輪」でつながる素晴らしい地方会となることを祈念しております。