会長挨拶

第107回日本消化器病学会中国支部例会
会長 田中 信治
(広島大学大学院医歯薬保健学研究科 内視鏡医学/広島大学病院 内視鏡診療科)

 このたび第107回日本消化器病学会中国支部例会を平成29年6月17日(土)〜18日(日)に開催させていただくこととなりました。6月17日(土)には学術集会を,6月18日(日)には第25回教育講演会と第79回市民公開講座を企画しております。歴史と伝統のある本支部例会を担当させていただく機会を頂戴しましたことを大変光栄に存じます。関係各位に心より感謝申し上げます。
 今回は学会の主題を「消化器疾患診療の最前線」といたしました。この主題に沿って,特別講演として癌基礎研究の第一人者のお一人であり幹細胞研究で有名な大阪大学消化器外科の森 正樹教授に大腸癌の基礎研究の内容を臨床との関連も踏まえて臨床医にもわかりやすくご講演していただく予定です。また,ワークショップでは「消化管癌診療の新展開 〜新しい試み〜」というテーマを取り上げました。今回は消化管癌に焦点を絞り,予防医学,スクリーニング,画像診断,内視鏡治療,内視鏡手術,外科手術,再生医療,遺伝子治療,薬物療法など,幅広い観点から各施設の『新しい試み』について,その現況や将来展望について発表いただきたいと思っております。
 ランチョンセミナーでは,磯本 一教授(鳥取大学),糸井 隆夫教授(東京医科大学)にご講演をお願いしていますし,評議員会の裏では,若い先生を対象に大毛 宏喜教授(広島大学)に「消化器感染症診療の最新情報とピットフォール」というワンポイントレクチャーをお願いしております。専門医セミナーも石原 俊治先生(島根大学)の総合司会のもと,消化管の司会を八島 一夫先生(鳥取大学),肝胆膵の司会を相方 浩先生(広島大学)にお願いし中国支部各地区の先生に役割をお願いしておりますので,充実した内容になることは疑う余地もありません。
 第2日目の教育講演も学術集会に準拠し「消化器疾患診療の最前線」を主題に取り上げました。消化管,肝臓,胆膵領域における腫瘍,炎症,機能性疾患などの話題を全国トップランナーの豪華な講師5人,具体的には,渡邊 聡明教授(東京大学),吉田 和弘教授(岐阜大学),木下 芳一教授(島根大学),茶山 一彰教授(広島大学),花田 敬士先生(JA尾道総合病院)にご講演していただきます。現在のトピックスと将来展望について理解を深めていただけるものと信じております。また,平行して同じ会場で隅井 雅晴先生(広島記念病院)のご司会のもとで市民公開講座も開催いたします。
 今回の支部例会および関連企画に参加頂けば,専門医・指導医の更新のためのみならず,「消化器疾患診療の最前線」の勉強が出来る大変充実した1日になることは間違いありません。初日の学術集会に参加し,夜は流川や薬研堀などの広島の夜の街で美味しい瀬戸内の料理を堪能頂き,翌日はまた教育講演会で知識を整理し,充実した楽しい週末を広島でお過ごし頂きたいと思います。会員の先生におかれましては若い先生から重鎮の先生まで沢山の方に参加して頂けます事を期待しております。