第58回日本消化器がん検診学会総会

プログラム・日程表

2018年9月26日現在予定

会長講演

「胃がん検診と共に学んできた道」

鎌田 智有
(川崎医科大学総合医療センター 健康管理学)
司会:渋谷 大助
(日本消化器がん検診学会 理事長)

理事長講演

「胃がん検診のこれから」

渋谷 大助
(日本消化器がん検診学会 理事長)
司会:深尾 彰
(宮城県対がん協会)

特別講演

H. pylori infection and gastric cancer in the past, current,
and future in Europe」

Peter Malfertheiner
(Clinic of Gastroenterology, Hepatology and Infectious Diseases, Otto-von-Guericke-University, Magdeburg, Germany)
司会:春間 賢
(川崎医科大学 総合内科学2)

教育講演1

「消化器がん検診に役立つ消化管病理学 -胃疾患を中心に-」

二村 聡
(福岡大学医学部 病理学講座)
司会:成澤 林太郎
(新潟県立がんセンター新潟病院 内科)

教育講演2

「科学的根拠に基づいた大腸CT診断をおこなうために」

永田 浩一
(国立がん研究センター 社会と健康研究センター 検診研究部 /
中央病院 検診センター)
司会:樋渡 信夫
(医療法人ひろせ会広瀬病院)

倫理指針に関する講演会

「臨床研究実施に必要な規制に関する知識」

久津見 弘
(滋賀医科大学 臨床研究開発センター)
司会:渡邊 能行
(京都府立医科大学大学院医学研究科 地域保健医療福祉行政システム学)

平成28年度消化器がん検診全国集計報告

水口 昌伸
(佐賀大学医学部 放射線医学教室)
司会:北川 晋二
(福岡県すこやか健康事業団)

パネルディスカッション1

「『精度の高い胃がん検診への取り組み』
~X線・内視鏡検診における施設としての取り組み~」(公募・一部指定)

司会:安保 智典
(小樽掖済会病院 消化器内科)
入口 陽介
(東京都がん検診センター 消化器内科)

特別発言:
芳野 純治(医療法人松柏会大名古屋ビルセントラルクリニック)

 胃がん検診は,現在,都市圏を中心に内視鏡検診を導入する自治体が少しづつ増加しているが,若年層では,Hp感染率が極めて低率であることから胃癌罹患率が急速に低下することが予想されており,リスク分類を含めた今後の胃がん検診のあり方が検討されている。一方,検診は,高い精度と受診率が重要であるが,精度管理として,X線検診では撮影法は新・胃X線撮影法が本学会から提唱され,それに基づいた胃がん検診専門技師認定制度がある。また,始まったばかりの内視鏡検診については今後検討の余地がある。検診はどこでうけても一定の精度以上の検診を提供しなければならないが,精度管理が進んでいる乳がん検診では個人認定の他に施設認定制度がある。そこで,本学会でもX線検診の施設認定を計画しており,施設としての精度向上への取り組みについて議論したい。X線検診だけでなく,内視鏡検診についても施設としての精度向上への取り組みについて発表して頂きたい。

パネルディスカッション2

「内視鏡による対策型大腸がん検診への期待と課題」(公募)

司会:松田 一夫
(公益財団法人福井県健康管理協会・県民健康センター)
西田 博
(医療法人城見会アムスニューオータニクリニック)

 便潜血検査による大腸がん検診はRCTによって死亡率減少効果が確実であるが,日本では受診率および精検受診率ともに低い。人口の高齢化と相まって,日本の大腸がん死亡者数は増加の一途をたどっている。一方で,S状結腸鏡の有効性がRCTによって確実となり,全大腸内視鏡検査の有効性に関するRCTも日本を含め世界4地域で進行中である。便潜血検査よりも感度の高い内視鏡による大腸がん検診に対する期待が高まっているが,日本全体の大腸がん死亡を減らすには任意型検診のみでは不十分で,対策型検診として実施することが求められる。現行の便潜血検査に代わって,あるいは従来の便潜血検査に追加して内視鏡による対策型大腸がん検診を実施することは可能であろうか?内視鏡検査の大腸がんに対する感度,受容性,偶発症,教育および検査の標準化,検診間隔,処理能力等の観点から発表していただきたい。多くの応募を期待する。

パネルディスカッション3

「新しい対策型大腸がん検診精密検査法としての大腸CT検査の現状と課題」(公募)

司会:野崎 良一
(大腸肛門病センター高野病院)
松本 啓志
(川崎医科大学 消化管内科学)

特別発言:
斎藤 博(青森県立中央病院 医療顧問)

 大腸がん検診の推進,高齢者受診者の増加,大腸内視鏡検査数のキャパシティの問題から新しい対策型大腸がん検診精密検査法としての大腸CT検査の導入が期待され,大腸CT検査を全大腸内視鏡検査と同等の精密検査法として扱うかどうかについて議論されている。
 2016年に「精密検査の手法として大腸CT検査の位置づけおよび必要条件と課題」が委員会報告として公表され3年が経過した。「精密検査を全大腸内視鏡検査で行うことが困難な場合は,大腸CT検査あるいは,S状結腸内視鏡検査と注腸X線検査の併用法のいずれかを実施する。」とある。つまり,現時点では精密検査を全大腸内視鏡検査で行うことが困難な場合という条件付きで,大腸CT検査の実施を推奨している。
 本パネルディスカッションでは,精密検査法としての大腸CT検査の現状と課題について,検査精度,偶発症,被ばく量,処理能力,前処置や受容性・腸管外病変を読影するか否かなどの観点からの発表を期待する。

ワークショップ1

「対策型胃がん内視鏡検診 普及に向けた課題と対策」(公募)

司会:謝花 典子
(山陰労災病院 消化器内科)
平川 克哉
(福岡赤十字病院 消化器内科)

 対策型としての胃がん内視鏡検診が公的に認められ,多くの地域で開始されていますが,自治体によっては先送りとなっているケースもあるようです。また,既に導入した地域でも,期待通りに受診率が向上していない可能性もあります。普及を妨げる要因は,内視鏡医不足,二次読影を担当する専門医不足,財政不足,行政の理解不足,検診に携わる業種間の協力不足など,また,その他にも地域に特有な事情が存在すると考えられます。本ワークショップでは,各自治体の対策型胃がん検診の現状を示していただくとともに,内視鏡検診導入への取り組みや実績を踏まえて,解決策を議論したいと思います。内視鏡医不足や財政不足の対策としては,胃炎分類によるリスク評価も解決の糸口になるのかもしれません。また,先行自治体からの経験豊富なアイデアも歓迎します。

ワークショップ2

「超音波検診判定マニュアルの実施基準を見直す」(公募・一部指定)

司会:小川 眞広
(日本大学医学部内科学系 消化器肝臓内科学分野)
岩田 好隆
(東京女子医科大学東医療センター 検査科)

特別発言:
平井 都始子(奈良県立医科大学 総合画像診断センター)

 腹部超音波検診判定マニュアルでは実施基準で,対象臓器は肝臓,胆道,膵臓,腎臓,脾臓,腹部大動脈とし,副腎や下腹部臓器に所見が認められた場合は記録しても良いとしている。記録断面は各施設で定め,16画面以上を記録。検査時間は,1人あたり6~7分が標準,5分以下では精度に問題,1件平均10分以内に済ませるだけの技術が必要としている。これに対し,H26年度全国調査をみると膀胱がんも多く発見されており,下腹部も対象臓器に含めるべきではないか?という対象臓器の見直しのほか,記録断面や検査時間についても,異常所見がない場合とカテゴリー3以上の症例やカテゴリー0症例を同じ土俵においてよいのか?などの疑問が実際の臨床の現場ではで起こっているのが現実である。そこで本ワークショップでは検診USにおける実施基準について各方面から意見を述べていただき,生産性を高め見逃しの少ない超音波検診を目指しより現実的な実施基準の改定を目指したいと考える。
 是非,多数のご施設からの参加をお待ちしております。