第49回日本心臓血管外科学会学術総会

開催にあたって

第49回日本心臓血管外科学会学術総会
会長 種本 和雄
川崎医科大学 心臓血管外科学

 第49回日本心臓血管外科学会学術総会を2019年2月11日(月・祝)から13日(水)まで岡山で開催させていただくことになりました。平成2年に恩師である岡山大学名誉教授故寺本滋先生が主催されて以来、岡山での開催は29年ぶりとなります。伝統と実績のある本学会の学術総会を開催できることは、私どもにとって大変な栄誉であり、理事長をはじめとした関係役員の方々、また会員の皆様方に心より御礼申し上げます。
 学会テーマは、“Ever Upward Together”といたしました。日本語で言うと、「皆でもっと上を目指そう」との意味です。本学会理事会の中で「質の高い医療」推進部会を担当した時に特別site visitなどを企画し、現場の先生方には大変お世話になりました。その結果、多くの施設で共通する問題点が明らかになり、これを全会員で共有することによって、我が国の心臓血管外科診療全体のレベルが上がっていると実感しています。今回の学術総会を通じても、さらに皆で上を目指したい所存です。
 会場は新幹線岡山駅に直結した日本一交通至便なコンベンションエリアで、岡山コンベンションセンター、岡山県医師会館、ANAクラウンプラザホテル岡山、岡山シティミュージアムの、4つの隣接した会場を使用します。周辺にはホテルも豊富にあり、ご参加の皆様には大変利便性が高い場所かと存じます。
 特別講演は、谷川浩司九段(前日本将棋連盟会長)に勝負の世界のお話を語っていただきます。日々、手術室で疾患と闘う我々にとって、心に響くお話を伺えると期待しています。
 海外招請講演には欧米から多くの先生方をお招きしました。なかでもOxfordからStephan Westaby先生には久々の来日をお願いしました。英国でブリストル事件後に外科医ごとの手術数と死亡率が公にされるようになり、大きな問題が生じている現状をお話しいただく予定です。
 国内招請講演では、ニューハート・ワタナベ国際病院の渡邊剛先生にロボット心臓手術についてご講演いただきます。今後、導入が期待されるロボット手術の魅力とポイントについてお話しいただく予定です。
 今回、演題募集開始に先駆けてプログラム内容(予定)を公示いたします。本学術総会では演題募集期間の延長は行いません。しかしながら、演題登録締め切りは例年の最終締切日の時期に設定しておりますので、是非とも早めのご準備をお願いいたします。
 また、ポスターセッションの無料印刷・掲示サービスなど、発表者の皆様に利便性の高い企画と工夫をご用意いたします。是非ともこの岡山の地で新しい時代の心臓血管外科学会の扉を開く成果を残したい所存ですので、よろしくお願い申し上げます。
 寒い時期ではありますが、岡山ではほとんど雪は降りませんので、学会の合間には後楽園など岡山の観光をお楽しみいただけます。また、JRに乗って少し足を延ばせば倉敷美観地区、大原美術館などの文化的施設や、今年開通30周年を迎えた瀬戸大橋もございます。どうかたくさんの皆様にご参加いただけますこと、心より楽しみにしております。