ご挨拶


謹啓 皆様、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
 さてこの度、「第29回日本臨床微生物学会総会・学術集会」におきまして、会長を拝命し、2018年2月9日(金)・10日(土)・11日(日)岐阜市にある長良川国際会議場および岐阜都ホテルにて開催させていただくこととなりました。
 本学会の会員は、感染症診療および研究に従事する医師および臨床検査技師が主体ではありますが、基礎から臨床まで多くの研究者で構成され、職種も医師、臨床検査技師の他に、薬剤師、看護師などの医療関連従事者に加えて、行政関係者、企業の研究者まで多岐にわたる大きな学会に発展しております。
 第29回総会・学術集会では、学会テーマとして、『「堅忍不抜」の精神を伝承し「有為転変」の姿勢の重要性を学ぶ』を掲げさせていただきました。「堅忍不抜」とは「意志が堅く、つらいことでもじっと耐え忍んで心を動かさないこと」であり、「有為転変」とは「世の中のすべてのものが絶えず変化して、しばらくの間も同じ状態にとどまることがないこと」です。日本では、微生物検査は診療報酬でも病院内でも必ずしも恵まれた環境にないものの臨床検査技師を中心とした個々の献身的な努力により感染症検査が成り立ってきたという経緯があります。この精神は若い世代にも伝承していく必要がある姿勢だと考えています。また、近年で、遺伝子検査やポストゲノム時代検査などの導入により、臨床検査は明らかに進歩しており、進化にも対応していかなければなりません。学術集会では、臨床に携わる医療従事者あるいは研究者約2,000名以上が集い、多くの研究発表と活発な討論が行っていただく予定です。
 末筆となりましたが、皆様の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
謹白
平成29年1月吉日
第29回日本臨床微生物学会総会・学術集会
総会長 三鴨 廣繁(愛知医科大学大学院医学研究科 臨床感染症学)
副総会長 舟橋 恵二(江南厚生病院 臨床検査技術科)