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>>>会長挨拶 |
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| 平成23年8月23日改訂 |
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第52回日本児童青年精神医学会総会 会長
大森 哲郎 |
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第52回日本児童青年精神医学会総会を平成23年11月10日から12日にかけて徳島市において開催することになりました。内容豊かな総会を用意すべく、徳島大学精神科のスタッフや地域の関係者ともども準備を進めております。
このホームページにご挨拶の初版をアップしたのは今年の2月のことでした。日をおかずして日本は東日本大震災という途方もない災害に襲われました。被災した皆様方にはこころからお見舞い申し上げます。その日を前後に時間は分断され、私たちの心のざわめきは消え去りません。被災地の精神科医や臨床心理士や医療教育関係の方々の奮闘と、全国各地から支援に向かわれた関係者の献身には深く敬意を表します。
このような時期にもかかわらず、例年通りの多くの演題をご応募いただいたことに心から感謝いたします。しかし、思わぬ影響がございました。それは、特別講演のMichael Rutter先生から来日を断念しビデオ講演に代えたい旨の連絡があったことです。やむをえませんでした。しかし、すでに収録されたビデオを視聴すると、発達精神病理学(Developmental Psychopathology)の概説を主とする素晴らしい内容です。
発達精神病理学とは、発達にそった時間軸と健常と異常の差異の空間軸というふたつの軸から精神疾患を見直すという新しいパラダイムであり、このパラダイムに従えば、精神疾患を明確な発症時期と明瞭な健常との境界線を有するカテゴリカルな疾患とみることはもはやできなくなります。Rutter先生は自閉症の研究やレジリエンス概念の提唱で高名ですが、このパラダイムの提唱者のひとりでもあります。ビデオはその骨子を明晰に説明していますが、一般臨床への言及が少なかったので、自閉症やADHDとの関連について、さらには震災被災児支援に関連する臨床的な意義について私がインタビューをしました。講演抄録とインタビュー概要を本ホームページに掲示しております。また当日は日本語のテロップを流します。Rutter先生は会場には不在でも、そのスピリットと知性と情熱は十分伝わる講演となっています。本学会のテーマを「子どもと大人の児童青年精神医学」としたのは、両者の連続性を意識させられることが多い昨今の臨床事情と、大人の精神疾患の胚胎期としての児童期の意義を考えてのことでしたが、期せずして学会テーマとこよなく合致する特別講演となりました。
シンポジウムは6本企画し、本大会のテーマと直接関連した企画が3つ、発達障害に関する臨床的な企画が2つ、震災関連の企画がひとつです。教育講演は13テーマ用意し、優れた演者による充実した布陣となりました。これらに加えて、本大会の新たな試みとして、現場で役立つ実際的な研修コースを11本企画し、児童青年期疾患の診療に有用な診断評価スケールの使用法などについて、専門の方々に解説していただきます。例年どおり委員会セミナーも開催されます。これらの諸企画のテーマと演者に関しては、本ホームペーをご参照ください。
また学会の機会を利用して秋の徳島の風物をご堪能いただければ幸いです。懇親会では郷土の芸能と食材をお楽しみいただけます。
多くの方々のご参加を心からお待ちしております。 |
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