総会長挨拶

第42回日本血液事業学会総会
総会長:中島 一格
(日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センター所長)
「持続と変革―カイゼンの先への挑戦―」

 この度、第42回日本血液事業学会総会の総会長を務めさせていただくことになりました。日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センターが総会事務局を担当し、平成30年10月2日(火)、3日(水)、4日(木)の3日間、幕張メッセ国際会議場(千葉市)にて開催の予定です。
 我が国の血液事業は、これまで医学、医療の進歩に合わせて事業規模を拡大し、その事業内容も向上を続けてきました。しかしながら、近年我が国は人口減少社会になり、輸血用血液需要は減少し始めています。このような状況の中で、私たちは安定的な事業運営のために、すべての分野で改善活動に取り組んで参りました。平成29年度の第41回総会のテーマは「カイゼン」と設定され、期待通りに血液事業の運営は改善傾向がみられつつあります。この「カイゼン」成果を受け継いで、10年、20年後も血液事業を持続可能なものとし、新しい時代の血液事業への変革のためには、需要に応じた効率的な事業運営に努めるとともに、将来の献血を支える若い世代の献血者の確保と、進歩の著しい医学・医療技術の導入が不可欠です。このような理由から、第42回総会のテーマを「持続と変革―カイゼンの先への挑戦―」と、いたしました。
 今次総会のポスターは、若い世代を代表して神奈川県立弥栄高等学校の生徒さんに制作してもらいました。大地にしっかりと根を張り、大空に枝葉を広げる輸血医療を支える血液事業の姿をイメージしたものです。また、関東甲信越ブロック1都9県の血液センターが、協力してこの総会を運営して参ります。会期はちょうど10月上旬の気候の良い時期になりますので、全国から多くの方々にご参加いただき、そして、熱心な学術発表と討論が行われることを期待して、皆様のお越しをお待ちしております。