第54回
日本人工臓器学会大会

ご挨拶

第54回日本人工臓器学会大会
大会長 西村 元延
鳥取大学医学部 器官再生外科学分野 教授

謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、平成28年11月23日(祝・水)から25日(金)の3日間、鳥取県米子市において第54回日本人工臓器学会大会をお世話させていただくことになりました。本大会が鳥取で開催されるのは初めてのことであり、大変光栄に存じております。
 日本人工臓器学会はわが国における医療機器基礎技術の研究者(工学部・理工学部)、医療機器の開発・商品化を行う医療機器産業の従事者、そして医療機器・人工臓器のエンドユーザーである医療従事者(医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士)の3者からなり、シーズからニーズまでを幅広く網羅する学会であります。人工臓器に関わる研究は、これまで、人工心肺装置、人工弁、人工血管、人工腎臓、体外設置型補助人工心臓、植込み型補助人工心臓、アフェレシス、人工膵臓、人工関節、ペースメーカーなど、数多くの人工臓器を中心とした治療機器を世に送り出してきました。これらの人工臓器は高齢化社会においてますます必要性が増しており、本学会ではより生体に適合する人工臓器の開発・改良に取り組んでおります。
 今回、大会のテーマを「未来を開く人工臓器」とさせていただきました。人工臓器の最先端の研究はもちろんのこと、在宅医療、救急医療、医療経済など、幅広い領域の演題を集めたプログラムにするつもりであります。また、学生・若手研究者を対象としたポスターセッションでは優秀な演題を表彰し、次世代を担う研究者の励みになるような大会にしたいと考えております。ぜひとも、皆様から演題のご応募をいただければ幸いでございます。
 また、大会期間中に「ここまで進んだ!! 人工心臓と介護ロボット」と題した市民公開講座を開催いたします。心不全治療の新しい選択肢としての補助人工心臓治療の現状を知っていただく一方で、今、注目されている介護ロボット開発の現況と実用化での問題点などを説明していただき、さらに市民に実際に機器に触れて有用性を体感していただく予定です。大会時期の米子市は周囲の山々の紅葉が見ごろであります。例年、カニも解禁され、さまざまな海の幸も堪能していただけると思います。また30分から1時間ほど足をのばせば、出雲大社や国宝松江城の観光も可能です。皆さまには、ぜひとも米子市においでいただいて、山陰地方の秋を堪能していただければ幸いでございます。

謹白