会長挨拶

 この度、第118回日本消化器内視鏡学会中国支部例会を平成29年6月25日(日)に広島国際会議場において開催させていただくこととなりました。伝統ある中国支部例会を広島の地でお世話させていただきますことを大変光栄に存じておりますとともに、支部長ならびに会員の先生方に深くお礼申し上げます。
 今回は学会の主題を『小腸疾患診療の現状と将来への展望』としました。従来から小腸は上部からも下部からも内視鏡の届かない臓器として診断や治療のブラックボックスとされていましたが、近年はダブルバルーン、シングルバルーン内視鏡やカプセル内視鏡、CT/MRI enterography、腸管エコーなどの新しいデバイスや検査法の登場で、新たな診断や治療の知見が発表されており、小腸疾患はもはや通常診療で診られるものになりつつあると思われます。そのような観点から今回の特別講演はダブルバルーン内視鏡の開発者であり小腸疾患診療の第一人者である、自治医科大学消化器内科の山本博徳先生にお願いしています。また、ワークショップとして『小腸疾患への新たなアプローチ』をテーマとさせていただきました。中国地方の小腸疾患に取り組んでおられる内視鏡医の小腸疾患に対する臨床的課題やその解決に向けた取り組みなどをご紹介いただけることを期待しております。教育講演は消化管の放射線治療の取り組みについて広島大学大学院 放射線腫瘍学・広島がん高精度放射線治療センターの永田靖先生にお願いしております。その他、ランチョンセミナーにおいては、藤田保健衛生大学消化器内科の大宮直木先生、四日市羽津医療センターの山本隆行先生にご講演いただく予定です。そして、評議員会と同じ時間帯に、内視鏡エキスパートレクチャーとして、消化管領域、胆膵領域のエキスパートの先生に最新の内視鏡診断、治療法の講演をお願いしています。若手の先生方には非常に有意義なセッションになることと思われます。また、これまでの支部例会に従い、一般演題、研修医奨励賞、専門医奨励賞のセッションでは演題を広く公募をいたします。会員の皆様におかれましては、多数の演題を応募いただくとともに、初夏の広島へ是非お越しいただき活気ある学会となりますよう、ご指導、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
第118回日本消化器内視鏡学会中国支部例会
会長 渡邉 千之
(県立広島病院 内視鏡内科)