このたび第108回日本消化器内視鏡学会中国支部例会を平成24年7月1日に広島国際会議場で開催させていただくことになりました。会長としてここで一言述べさせていただきます。
“人材育成”は我が国のあらゆる分野における重要なキーワードです。新人の育成だけでなく、既に力があるものが、よりステップアップをめざすのも”人材育成”といえると思います。私の所属する組織である大学は、教育・研究、そして医療活動も含めた社会貢献を行い、いろいろな意味でレベルの高い人材を育成することが使命です。学会も若手の医師・研究者の参入と育成に力を入れて取り組んでいます。
若手医師が対象の中国支部奨励賞は学会として考えられた企画で、平成23年春から始まっています。支部奨励賞は、医学部卒後5年以内の研修医(旧初期研修医)および専修医(旧後期研修医)の発表演題の中から優秀演題を選考するもので、翌年開催の日本消化器内視鏡学会総会への招待もあります。研修医奨励賞および専修医奨励賞とも、多くの施設に機会が与えられるように、演題申し込みは各施設・各診療科から1題までとなっていますので、多施設からのエントリーをいただけますようお願いいたします。
また、奨励賞以外の一般演題についても、希有な事例や興味深い症例報告、地域における診療活動のまとめなど、全国学会と趣を異なる発表や、はじめて発表をいただける先生の登竜門としての役割も、地方会は担うものと思います。多くのご発表を期待いたします。
地方会には地域における診療の原動力として活躍中の先生方の生涯教育・情報提供の場を設けるという役割もあります。すなわち教育企画の大切さがあります。学ぶことの必要性は若手に限らず、生涯必要です。本会では、全体を通しての教育企画にもなれるよう、特別講演、教育講演、シンポジウム等のテーマによって、臓器・部位を構成し、また、それぞれエキスパートの講師に最新のわかりやすいお話をお願いします。
有益な学会になることが会長としての願いですが、企画運営するものだけではその目的は達成できません。参加者の先生方のお力で出来上がるものと思います。会員の先生方におかれましては、是非とも多数ご参加いただき、熱心に活発なるご討論を頂戴できますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

2012年1月14日
第108回日本消化器内視鏡学会中国支部例会
会長 吉原正治