第112回日本循環器学会中国・四国合同地方会

会長挨拶

第112回日本循環器学会中国・四国合同地方会の開催に当たり

 このたび、伝統ある日本循環器学会合同地方会の会長を仰せつかり、大変光栄に存じます。
 112回の歴史の中でいろいろな変遷がありましたが、今回、地方会の意義を考え直し、日程を土、日とさせていただきました。全国学会と異なり、地方学会の意義は、若手医師の育成、発表の場の提供、初期研修医の循環器診療、臨床及び基礎研究への興味の喚起、地域医療をになう医師に最新の知見の提供と専門医維持の単位付与、地域医療の活性化、中国四国地域の循環器診療の活性化と人的交流などではないかと考えます。そのためにはより多くの会員が負担が少なく参加できる日程、場所を考慮し6月2日(土)、3日(日)広島国際会議場での開催を選択いたしました。また私自身は山口県周南地域の基幹病院に勤務しており、この地域の循環器診療の啓蒙のため、市民公開講座は、周南市文化会館で開催させていただくこととしました。今回の学会の特徴は、できるだけ中国四国地区の大学教室の優れた研究を研修医や若手医師に紹介する場を提供するために、 "リサーチ最前線" と銘打って、4大学の最先端研究をわかりやすく紹介いただくこととしました。研修医や若手医師の皆さんには是非参加していただければと思います。次に教育講演を土曜日、日曜日と2セッション開催し、参加しやすくすると共に、全国レベルのすぐれた招請演者のみでなく、中四国の著名な教授による講演もお願いしました。土曜日は岡山大学 伊藤 浩教授に心不全と肺疾患の合併例の診療について、招聘演者として九州大学 筒井裕之教授に慢性心不全の最新の知見について講演頂く予定です。日曜日の教育講演は広島大学 木原康樹教授に慢性心不全の診療に関する新たな提言について解説頂きます。続いて慶應義塾大学の林田健太郎先生にTAVIとMitraClipの最新の知見について講演して頂きます。いずれの日に参加しても専門医更新単位3点が付与されます。是非、参加をお願いいたします。研修医奨励賞を複数授与いたしますので多くの応募をお願いいたします。また、その後のリサーチ最前線などのセッションに参加できるよう配慮しました。また恒例の若手研究者奨励賞(YIA賞)、コメディカル奨励賞に加えて、今回、地域医療奨励賞を設けました。地域医療の最前線で活躍されている先生や開業されている先生方に、日頃の診療から得た知見や工夫について是非発表していただきたいと思っています。また、男女共同参画セミナーでは、九州大学 樗木 晶子先生、大阪大学 瀧原 圭子先生をお招きし、 "男女共同参画の過去、現在、未来" と題して開催いたしますので、是非ご参加をお願いいたします。 特別シンポジウムとして "インターベンション治療に役立つ画像診断" をテーマに最新の画像診断についてご発表いただく予定です。市民公開講座は、周南市文化会館で徳山中央病院の循環器の医師による心筋梗塞の治療と心房細動の治療についてわかりやすく解説します。特別講演として総合診療医として有名な徳田安春先生に、 "健康で長生きするために:平成養生訓" と題したご講演をお願いしています。
 以上、恒例の企画に加え、新しい企画もありますが、皆様のご協力により、ぜひ成功裏に開催できますことを願っておりますので、宜しくご支援をお願いいたします。
平成29年 12月
地域医療機能推進機構(JCHO) 徳山中央病院 総合診療内科
三浦俊郎