会長挨拶

第110回日本循環器学会中国・四国合同地方会の開催にあたって

第110回日本循環器学会中国・四国合同地方会
会長 渡橋 和政
高知大学医学部外科学(外科二)
 このたび、第110回日本循環器学会中国・四国合同地方会を高知で開催いたします。長年の伝統がある本会の会長を務めさせていただくことをたいへん光栄に存じます。実りある学会にすべく、鋭意準備を進めています。

 会期は2017年6月30日(金)・7月1日(土)、会場は高知駅に近くアクセスのよい『高知市文化プラザかるぽーと』です。本会は、日本循環器学会中国支部、四国支部が合同で行う2日間の学術集会で、循環器内科医、心臓血管外科医をはじめ臨床工学技士、看護士、理学療法士、検査技師など循環器診療に携わる『チーム』全体で作り上げる学会です。中国、四国は全国の中でも循環器の強い地方で、本学会もたいへん活気のある学会です。本会は、循環器専門医にとって知識のrefreshの格好の機会となるだけでなく、これから登場する総合診療専門医にとっても基盤領域である循環器診療の最新情報を得る貴重な生涯教育の場となるでしょう。さらに、循環器に興味を持っている学生、初期研修医に循環器診療の醍醐味を伝える格好のチャンスです。

 学術集会として、一般演題をはじめいくつもの企画を準備しています。教育セッションとして、内科系は『大震災と循環器診療』について熊本大学の掃本誠治先生に、外科系では『大動脈弁形成術』について心臓血管研究所付属病院の國原孝先生にご講演を依頼しています。また、若手研究者奨励賞(YIA)、研修医セッション、コメディカルセッション、ハンズオンセッション、ランチョンセミナーなどに加え、男女共同参画セミナーでは、群馬県心臓血管センターの松尾弥枝先生と高知大学の久保亨先生に海外留学に関する話題を含めてお話しいただく予定です。中国・四国の中でも循環器診療には大きな地域差があります。発表やディスカッションを通じて、この点についてもつかみ取っていただければ、と思います。

 会期が金曜~土曜のため平日の診療や業務に少し食い込む形となりご参加いただく方にご不便はおかけいたしますが、ぜひ日曜日を有効にご活用ください。高知市では激動の時代に活躍した坂本龍馬やホノルルのマキキ教会のモデルにもなった高知城、東の室戸では壮大な自然のジオパーク、西の四万十、足摺では自然の美しさなど、見どころ満載です。ぜひ時間に余裕を持ってお越しいただき、学会のみならず観光、食も含め、土佐の地を楽しんでいただくとともに、ふだんお疲れの心とからだをリフレッシュしていただければと願っています。