ご挨拶GREETING

第24回日本乳腺疾患研究会
会長 紅林 淳一
川崎医科大学乳腺甲状腺外科学 教授

 この度、2018年2月16~17日の2日間、岡山国際交流センターにおきまして第24回日本乳腺疾患研究会をお世話させて頂きます。当教室が本会の主催をさせて頂くのは、2007年に先代の教授である園尾 博司先生が第13回の本会を開催して以来11年ぶりになります。本会は、1994年に「良性乳腺疾患研究会」として設立され、2007年から「日本乳腺疾患研究会」に改名され、今年で24年の歴史を有する「伝統ある研究会」です。このような由緒正しい研究会をお世話できることを大変光栄に思っております。
 本研究会は、長年にわたりアストラゼネカ社、アラガン社2社の共催で行われてきました。しかし、近年の医療業界を取り巻く厳しい社会情勢、さらに、学術集会運営の透明化や公平化を目指し、今回の研究会から特定の企業の共催ではなく、複数の企業から広く支援を求め、本研究会を運営することになりました。
 今回は、「乳癌のさらなる個別化診療」を主題と致しました。乳癌診療の領域では、高濃度乳房に対する超音波検診の導入、遺伝性乳癌に対する遺伝医療の普及、治療薬選択のための遺伝子発現プロファイルの応用、次世代シークエンサーを駆使した”precision medicine”の推進、様々な分子標的薬の開発などが「先進的トピックス」として注目を集めています。これらの研究はすべて、「個々の患者さんに最適な診療を提供したい」との目標を達成すべく実施されています。本研究会では、これらの先進的な研究課題ばかりでなく、「日常診療における個別化診療を目指した診療の工夫やその成果」について論議して頂ければ幸いです。また、参加者の皆様に、本研究会創設時の主要テーマであった「良性乳腺疾患」に対して再注目してもらうため、教育講演や一般口演において「良性乳腺疾患」を論議して頂く場を設けました。乳癌の発生母地としての良性乳腺疾患、乳癌との鑑別が必要な良性乳腺疾患、難治性良性乳腺疾患に対する治療法の工夫などに関し、多くの論議が交わされることを期待しています。さらに、参加者の皆様に「乳癌の診断・治療に関わる最新情報」を提供すべく、教育講演3題、ランチョンセミナー1題、イブニングセミナー1題を企画しました。また、ご参加頂きました方々への感謝の気持ちを込めて、2月16日の夕刻に全員懇親会を企画しています。
 最後になりますが、ご参加頂いた方々が「参加して良かった。」と感じてもらえるよう、教室員一同、「おもてなしの心」をもって本研究会を開催させてもらいます。是非ともご参加下さい。