第26回日本乳癌検診学会学術総会

会長挨拶

 2016年(平成28年)11月4日(金)、5日(土)に久留米シティプラザにおきまして第26回日本乳癌検診学会学術総会を開催させていただきます。
 これまで九州・沖縄では綾部公懿先生(長崎県)、金子洋一先生(鹿児島県)、光山昌珠先生(福岡県)、玉城信光先生(沖縄県)が本学会総会を開催されていますが、今回は再び九州でしかも県庁所在地ではない久留米市で開催させていただきますことを大変光栄に存じます。

 テーマは「次世代乳がん検診の夜明け」といたしました。2015年11月に世界初の大規模なランダム化比較試験「乳がん検診における超音波検査の有効性を検証するための比較試験(J-START)」の結果がTHE LANCETに掲載され、40歳代ではマンモグラフィと超音波検査併用が乳がん発見に対して発見率が高い(1.5倍)ことが報告されました。この結果は今後の乳がん検診のあり方に大きな布石を打ちましたが、40歳代の対策型検診としての超音波検査併用検診の実現には様々な問題を解決しなければなりません。又、高濃度乳腺には他のモダリティを用いた検査方法もありますので、今後の役割については検討する必要があります。そういった意味においても個別化検診に向けた新しい世代に入ったのではないかと考えています。
 一方、過剰診断についても議論の多いところですので、検診の観点から診断医と病理医の立場での討論を企画しています。国民、社会に検診の正しい情報を提供し、多くの女性が適切かつ有効な乳がんの個別化検診を受けられるような有意義な学術総会にしたいと考えていますので、どうかいろいろなテーマに奮って多くの演題登録をお願いしたいと思います。

 久留米は博多駅から新幹線17分で、近くには水郷柳川や太宰府天満宮、温泉地区もあります。焼き鳥やとんこつラーメンまた筑後地方は全国有数の酒どころでもありますので、思い思いに存分秋の九州を味わい、楽しんでいただきたいと思います。是非ともお誘いの上、秋の久留米へおいでいただきますよう関係者一同心よりのおもてなしでお待ちしています。

第26回日本乳癌検診学会学術総会
会長 田中 眞紀
(独立行政法人 地域医療機能推進機構 久留米総合病院 院長)